浴室のカビが生えない方法
現在の部屋には2年半住んでいるが、浴室のカビ掃除をしたことがない。なぜならカビが生えないからだ。ではなぜカビが生えないのかというと、風呂上がりに必ず行っていることがあるからだ。特別なことではない。浴室内の水気を取るという作業だ。
具体的にはこうだ。
①まずスクイジーで壁面の水気をサッと落とす。(所要時間30秒)
②次におしぼりタオルでスクイジーでは落とせない部分の水気を拭き取る。(所要時間30秒)
スクイジーでは平らな面の水気を落とせるが、シャンプー置台、蛇口、床面といった部位には使えないのでおしぼりタオルで拭き取っている。
特に、床を拭き取ってから出る、というのは大事だ。
別の部屋に住んでいた時、そこは浴槽が無く、シャワーユニットのみだけだった。狭かったこともあり、シャワー後、換気扇さえ回していれば翌朝にはすっかり乾いていた。しかし、床面は徐々に黒ずむようになった。これはカビではないのだが、カルキ、皮脂、石鹸カスやらが混ざった複雑な汚れのようで、いろいろ試したが落とすことができなかった。
現在の部屋は、床面まで拭き取ることを行っているおかげで、この黒ずみは発生していない。厳密にいうと、住み始めはわずかに黒ずみはじめたのだが、拭き取るようになってからは全く悪化しなくなった。
あと、気を付けているのは換気扇を回す際は扉を締め切る、ということだ。
湿気を逃がそうと扉を開けている人がいるとは思うが、これは間違いだ。すみっこに溜まった水気に風が届かなくなってしまう。
浴室の扉はよくできていて、わずかに空気の通り道が用意されている。換気扇を回すと、その狭い通り道から風が通り抜けるので空気の流れが強くなる。空気の流れる総量が同じなら、通り道を狭くしたほうが、勢いよく流れ出るのは想像できるだろう。そして、浴室内の壁面に沿うように空気が流れるようになるので、すみっこにも風が届くようになるのだ。湿気を取りたいなら決して扉を開けたままにしてはいけない。